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こんにちは。フリーランスとして活動しているnozo(@ns_good_thing)です。
フリーランスになって約3か月がたち、だんだん働き方のリズムや収入のボリューム感がつかめ始めてきたころです。
自分の周りでも、会社員をやめてフリーランスになってみたいという人は多いのですが、やはり「収入」がネックで動けない人が多いのは事実。
確かに、会社員には社会保険や年金など、額面の給与以上のメリットがたくさんありますよね。
▼会社員のメリットについて詳しい説明はこちらの記事で
なので、フリーランスになっても会社員時代と同じ額稼げれば同じ土俵に立ててる!というわけでもないのが現実です。
では、フリーランスになった場合、どれくらいの収入を得られれば「会社員時代とおなじ”手取り”」を確保できるのでしょうか?
フリーランスと会社員の違いも踏まえたうえで、双方の年収の違いをご紹介します。
フリーランスと会社員の違い
まずは簡単に、フリーランスと会社員がそもそもどう違っているのかを整理しましょう。
毎月の収入
フリーランスと会社員では、収入の得方が大きく違います。
フリーランスは、自分で営業をして仕事を獲得し、報酬として得た売上額から、業務のために使った経費を差し引いて利益を出します。これが収入です。
一方、会社員の場合は、毎月ほぼ一定の額が会社から「給与」という形で支払われます。
毎月の”手取り”
では毎月の手取り額についてはどうでしょうか?
フリーランスは、得た収入のなかから、健康保険料や年金を全額自分で支払うことになります。
一方、会社員の場合は、会社が健康保険料や年金の半額を負担してくれます。
この時点で、たとえ同じ額の収入を得たとしても、手取り額に差が生じていることがわかるでしょうか?
また会社員の年金制度は、国民年金+厚生年金の2階建てになっていますが、フリーランスが加入するのは一般的に国民年金のみ。
つまり「将来受け取れる年金額」も違うので、生涯収入で考えるときは、ここも考慮しなくてはなりません。
わかりやすく以下にまとめてみます。
フリーランス | 会社員 | |
健康保険 | 全額負担 | 1/2負担 |
年金 | 全額負担 (国民年金のみ) | 1/2負担 (国民年金+厚生年金) |
所得税、住民税 | 全額負担 | 全額負担 |
これだけでも、フリーランスが会社員と同額の収入を得るだけでは、同等の「豊かさ」が得られないことがわかりますね。
会社員だけのメリット
また、フリーランスと会社員の「豊かさ」の違いを計るうえで、会社員だけに与えられる数々のメリットを忘れてはいけません。
そのメリットとは、以下のとおりです。
- 退職金
- 有給休暇
- 会社特有の福利厚生(各種手当など)
会社員は、収入以外にもこのような会社の制度やサポートを活用することで、収入の額以上のメリットを受けられます。
会社員と同等の「豊かさ」を得るためには?
では本題です。
フリーランスが会社員と同等の「豊かさ」を得るためには、どのくらい多く収入として得る必要があるのでしょうか?
フリーランスは1.2倍以上の収入が必要
結論からいうと、フリーランスは1.2倍以上の収入を稼ぐことで、同じ収入額を得る会社員と同等の「豊かさ」を感じられると言えるでしょう。
上述したフリーランスと会社員の違いを踏まえて、具体的な数字でシミュレーションをしてみると以下のとおりになります。
※会社員の健康保険料・年金保険料はke!san(by CASIO)、フリーランスの国民健康保険料は確定申告安心ガイド(by 弥生)を参考にしています
このシミュレーションによると、フリーランスは最低でも約20%以上つまり1.2倍以上の収入を得ないと、会社員と同額の手取り(税引き前)を得られない計算になります。
ここで「最低」と表現したのは、今回のシミュレーションで以下を考慮していないためです。
- 会社員だけが加入できるその他の社会保険料(介護保険、雇用保険など)
- 会社員が享受できるその他の福利厚生(家族手当、お祝い金など)
- 将来受け取れる年金額(厚生年金は国民年金よりも将来受け取る金額が大きい)
以上は主な項目なので、その他にも細かく言えばズレは生じてくると思います。
ただ、ざっくりと計算しただけでも、20%の差が出るという結論に至りました。
工夫次第で「豊かさ」を上げることは可能
「おいおい、社会はフリーランスに厳しすぎないか…?」
という声が聞こえてきそうですが、フリーランスは自由であることが最大の福利厚生だと私は思います。
そして、直接的な収入増というわけではありませんが、いろいろと対策をうつことで節約したり節税することは可能なのです。
たとえば、以下のようなもの。
- 青色申告をする(65万円の所得控除)
- 小規模企業共済に加入する(掛け金は全額所得控除、退職金代わりになる)
- NISAやiDecoを利用する(運用益は非課税)
たとえば自宅で仕事をするフリーランスであれば、光熱費や通信費を一部経費にできたり、工夫することで節税もできます。
もっとも、私が最近感じているフリーランス最大の節約とは、「ストレスが少ないから爆買いをしない」ことです!
会社員時代は、ストレス発散のためにいろいろ無駄なものを買ったり、食べまくったりしていたので、下手すると、月数万円単位で浮いているかもしれません…。
まとめ
今回は、フリーランスと会社員の違いについて、「収入面」に着目してご説明しました。
絶対的な金額だけに注目するのであれば、会社員の方がたくさんのお金が手に入るといえるでしょう。
しかし、フリーランスには数字で計れないメリット(自由、ストレスフリーなど)があるので、よく自分の中で天秤にかけて判断することをおすすめします。
あくまで「自分」がどちらにメリットを感じるか?を考えて、より豊かな生活ができる方法を選択してくださいね。
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