会社員とフリーランスの違いとは?3つの観点から説明します

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みなさんこんにちは。nozo(@ns_good_thing)です。

私は2021年12月31日付で、4年間働いた企業を退職しました。

▼経緯については、下記記事に書いています

そして、昨日ようやく、社会保険の手続きをしてきました。

会社員時代とは違い、ぺらぺらの紙の保険証をゲットして、「おお…とうとう私はどこにも属さぬものとなったのか…!」と実感しています。

私はよく楽観的とは言われますが、正直に話すと今は「期待5割、不安5割」です。

自分にできることをひたすらやる毎日ですが、一般的なビジネススキルしか持ち合わせていない私にとって、「フリーランスとして生計を立てること」は簡単ではありません。

この決断に後悔はありませんが、会社員とフリーランスでは働き方から使える制度、払うべき保険料などがまったく異なります。

事前に調べておいてよかった、と思うことがたくさんあったので、今回は、

「今の会社でずっと働き続ける未来が描けない。現状を打破したい」
「できればサラリーマンをやめてフリーで仕事をしてみたい」

という方のために、

フリーランスって何がどう違うの?
もしフリーランスになるなら、何を覚悟しておかなければいけないの?

について、私の直近の体験談を交えてお伝えしたいと思います。

会社員・フリーランスとは?

会社員とフリーランスのそれぞれの定義については、何となくイメージを持たれている方がほとんどだと思います。

  • 会社員:会社に雇われて働いている人(一般的に、役員や非正規雇用、公務員等は除く)
  • フリーランス:特定の法人や団体に属さずに独立して業務を行う人

1つ混乱しやすいのが、「フリーランス」と「個人事業主」です。

ほぼ同じ意味ではありますが、明確な定義をたどると、個人事業主とは「税務上の区分を示す呼称」で、開業届を出している人を指します。

一方、フリーランスは上記のような「働き方」をしている人全般を指すので、こちらの方が大きなくくりとなっています。

会社員・フリーランスの違い

じゃあ具体的には何が違うの?というと、ほぼすべてです。

大きく分けると、次の3つ。

  • 業務を行う上での契約方法収入の得方
  • 働き方の自由度
  • 社会保障の充実度

業務を行う上での契約方法・収入の得方

シンプルにいえば、雇われているかそうでないかにより生まれる違いです。

  • 会社員:会社と雇用契約(使用者と労働者の関係)を結んでおり、労働者は会社のルールに従う必要がある
  • フリーランス:会社などと雇用契約は結ばず、プロジェクトごとに請負・委託という形で業務を遂行する

最も大きな違いは、会社員はたとえ能力・スキル不足でも他の人間がカバーしてくれますし、一定の給与が毎月支給されることです。

一方で、フリーランスはやるもやらないも自分次第なので、成果をあげられれば際限なく稼げるし、できなければ生活に困る状況になることもあります。

働き方の自由度

これがきっと、体感できる最も大きな違いであり、多くの人がイメージするものだと思います。

最近は色んな企業で、好きな場所で好きな時間に働けるフルフレックス制度や、地方やリゾート地で働きながら休暇をとれるワーケーション制度などが普及しています。

ただ、多くの企業ではまだ、決まった時間に会社に出社して、仕事が終わったら帰宅…というスタイルが一般的です。

それに対し、フリーランスは、頑張ろう!という月は仕事に打ち込み、休もう!と思うときは好きなだけ休むことができます。

勤怠管理もされていないので、早朝に仕事をしようと深夜にしようと自由。

個人的には、旦那さんが帰ってきたら一旦作業をストップして、ご飯・お風呂が済んだらゆったり再開、というように時間を1秒単位で好きに使えるのが最高です。

社会保障の充実度

さて、ここが一番気になるところですよね。

まず、会社員とフリーランスとで特に違ってくるものをあげると、以下の4つです。

  • 医療保険
  • 年金保険
  • 雇用保険
  • 労災保険

医療保険

医療保険は、75歳以下であれば全員が入らなければならず、「健康保険証」の所持が加入している証拠となります。

会社員は「健康保険」に加入し、保険料が毎月会社と半分ずつ負担する形で給料から天引きされます。

一方で、フリーランスの場合は「国民健康保険」に加入し、全額を自分で負担します。

フリーランスの場合、確定申告をする際に健康保険料は所得から控除することができます。

ただ、会社員にある「扶養」の概念はないので、総じて「おトク」なのは会社員かもしれません。

年金保険

会社員は「厚生年金」に加入し、保険料は毎月会社と半分ずつ負担

フリーランスは「国民年金」に加入し全額を負担します。

健康保険は、支払う保険料は異なれど、支給されるサービス内容にあまり違いはありません。

しかし年金に関しては、会社員の加入する厚生年金は「2階建て」構造となっており、老後に受け取れる年金額が多くなっています。

なので、フリーランスの場合、流行りのiDecoなどを活用して老後の資金を、ある程度自分で蓄える必要があります。

雇用保険

失業して所得がなくなった場合に失業給付を支給して、生活の安定や再就職促進を図るための制度です。

会社員は在職中に加入しているので、万が一失業しても失業手当が受けられます

一方で、フリーランスは加入自体できないため、「失業」の概念もなく失業給付を受けることはできません

労災保険

こちらも、業務上で事故や災害に合った場合の補償制度。

会社自体が加入するものなので、原則雇われていないフリーランスは対象外になります。

まとめ

会社員とフリーランスの違いを見てきましたが、特に社会保障について見ると、フリーランスが圧倒的に不利な気がしてきますね…。

確かに「安定性」という面では圧倒的に会社員が勝ると思います。

ただ、それはその会社が「安定して収益を出し、労働者に毎月決まった給与を支払える力があること」が大前提にあります。

今はVUCAともいわれ、バブル期のように「作れば売れる」時代ではなくなっています。

たとえ今は安定した会社で働いていも、その業界や会社が衰退するリスクも考えて、今のうちに種をまいておくのが吉かもしれません。

私は、フリーランスの柔軟性や自由度に、会社員の安定性と同じくらいの魅力を感じて、働き方を変えました。

もちろんフリーランスであっても、きちんと調べれば色々な方法で「リスクに備える」ことはできます(またお話しします!)。

もし今、働き方を変えたい!と思っている方は、ぜひこれをきっかけに一歩前進してほしいなと思います。

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